サプライ・チェーン・データ・モデル API
このページでは、InterSystems Supply Chain Orchestrator™ で提供されるデータ・モデル API について説明します。
Supply Chain Orchestrator には、モデルの検出とカスタマイズに使用できる、以下の手段を提供するデータ・モデル APIOpens in a new tab が含まれます。
-
すべてのサプライ・チェーン・データ・オブジェクトをリスト
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任意のオブジェクトの詳細 (属性、データ型、サイズ制限など) を取得
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既存のサプライ・チェーン・オブジェクトにカスタム属性を追加することでデータ・モデルを拡張
サプライ・チェーン・データ・オブジェクトのリスト
この API 呼び出しを使用して、データ・モデル内のすべてのサプライ・チェーン・オブジェクトを検索します。
GET {{IRIS-SERVER}}/api/scdata/v1/objects
応答は以下の例のようになります。
[
{
"objectName": "BOM",
"className": "SC.Data.BOM",
"description": "Object for bill of material. This object is commonly
used in manufacturing to specify the parts required
to make or assemble a product."
},
{
"objectName": "Carrier",
"className": "SC.Data.Carrier",
"description": "This object is used to capture shipment
carrier information."
},
...
]
各オブジェクトの詳細を検索するには、この API 応答で返された objectName 値を、次の API 呼び出しで指定します。
オブジェクト定義の取得
オブジェクトの詳細を取得するには、まず上記の API 呼び出しを使用してオブジェクト名を取得します。次に、以下の API 呼び出しを使用します。
GET {{IRIS-SERVER}}/api/scdata/v1/objects/[ObjectName]
例えば、以下に示すのは、Customer オブジェクトに対して返される応答の一部です。
{
"objectName": "Customer",
"className": "SC.Data.Customer",
"objectName": "This object is used to capture the master
data for a customer.",
"attributes": [
{
"name" : "uid",
"description" : "unique ID of a customer",
"dataType" : "String",
"required" : 1,
"maxLength" : "256",
"isCustom" : 0
},
{
"name" : "name",
"description" : "official name of the customer",
"dataType" : "String",
"required" : 0,
"maxLength" : "256",
"isCustom" : 0
},
...
]
}
カスタム属性の追加
サプライ・チェーン・モデル内のオブジェクトに新しい属性を追加するには、以下の API 呼び出しを使用します。
POST {{IRIS-SERVER}}/api/scdata/v1/attributes/[ObjectName]
この際に、以下のように API 本文に属性定義の JSON を含めます。
{
"name" : "customProperty",
"description" : "Custom attribute added for testing",
"dataType" : "String",
"maxlength" : 120,
"required" : 1
}
この API によって属性が追加されると、データ・アクセス API を使用して、属性にデータをロードしたり、新規作成した属性に基づいてレコードを検索することができるようになります。追加の手順や待機は必要ありません。
この API では、インデックスや検証ルールの追加など、クラスを直接変更することによって実行される、より高度なカスタマイズはサポートされません。また、カスタム属性を更新または削除する API は存在しないため、この API は注意して使用してください。