データ変換の定義
このページでは、データ変換について説明します。
概要
データ変換では、別のメッセージを変換して新しいメッセージが作成されます。メッセージを変換すると、データ変換によってオリジナルの変換である新しいメッセージ・ボディが送信されます。以下のような変換がこのプロセス中に行われます。
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ソース上のプロパティからターゲット上のプロパティへの値のコピー
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ソース上のプロパティの値を使用した計算の実行
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ターゲット上のプロパティへの計算結果のコピー
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ターゲット上のプロパティに対するリテラル値の割り当て
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ターゲットに関係しないソース上のプロパティの無視
DTL 変換の定義
DTL 変換は Ens.DataTransformDTLOpens in a new tab を基本とするクラスです。この場合は、管理ポータルまたは IDE からアクセス可能な DTL エディタで変換を視覚的に作成および編集できます。DTL エディタは非技術系ユーザ向けのエディタです。"DTL 変換の開発" を参照してください。
カスタム変換の定義
カスタム変換 は、以下の情報を指定する Ens.DataTransformOpens in a new tab のサブクラスです。
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入力 (ソース) メッセージ・クラスの名前
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出力 (ターゲット) メッセージ・クラスの名前
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出力オブジェクトのプロパティに値を割り当てる一連の操作
各割り当て処理は、Ens.DataTransformOpens in a new tab クラス・メソッドの Transform() の呼び出しで構成されます。引数は単純な式で、それが評価されて、出力クラスのプロパティの 1 つに値が指定されます。式に含めることができる要素は以下のとおりです。
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リテラル値
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context という名前の汎用実行コンテキスト変数内のプロパティ
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ソース・オブジェクトのプロパティ
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式言語の関数と式
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InterSystems IRIS® で用意されているメソッドの呼び出し
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ユーザが用意したメソッドの呼び出し