Web サーバのセットアップのトラブルシューティング
InterSystems IRIS をインストールする前に Web サーバをインストールしている場合は、InterSystems IRIS インストール・プロセスで自動的に Web サーバが構成されます。ここでは、Web サーバのセットアップに対応するためのいくつかのトラブルシューティング手順を説明します。
ドキュメント・リンクが機能しない
管理ポータル (または Windows ランチャー) 内のドキュメントへのリンクが機能しない場合、ドキュメント・リンクをリダイレクトすることが必要な場合があります。Apache Web サーバと Microsoft IIS Web サーバでは、手順が異なります。
Windows と IIS
VS Code のトラブルシューティング
VS Code が InterSystems IRIS インスタンスに接続できるようにするには、追加の手順が必要になる場合があります。詳細は、"Windows のみ : VS Code を有効にするように IIS を構成" を参照してください。
VS Code は機能するが、デバッグは機能しない場合は、WebSocket 機能を有効化することが必要な場合があります。
IIS の再起動
一部の変更を有効にするには、IIS Web サーバを再起動する必要があります。インストール・プロセスの完了後を含め、Web サーバまたは Web ゲートウェイの構成に対する変更を行った後は、Web サーバを再起動することをお勧めします。IIS Web サーバを再起動するには、以下の手順を実行します。
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Windows コマンド行インタフェースを使用し、以下のコマンドを実行して Web サーバを停止します。
sc stop W3SVC
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Web サーバが停止したら、以下のコマンドを実行して Web サーバを再起動します。
sc start W3SVC
インスタンスの修復または変更
インストール・プロセス中に IIS Web サーバの自動構成がスキップされた場合は、インストール後にこれを行うことができます。そのためには、最初にインスタンスをインストールするために使用したのと同じ実行可能ファイルを使用して、インストールを実行します。[IIS用 CSP] コンポーネントが初期インストールに含まれていたかどうかに応じて、[修復] または [変更] を選択します。
[IIS用 CSP] コンポーネントが元々インストールされていたが、IIS が構成されていなかったか、構成が手動で削除された場合は、[修復] を実行して IIS Web サーバの自動構成を開始できます。
インスタンスを自動構成せずに [IIS用 CSP] コンポーネントを含める唯一の方法は、CSPSKIPIISCONFIG=1 を指定することです。このフラグは、自動インストール、またはコマンド行からインストール・ファイルを実行する場合にのみ指定できます。インストール中にこのフラグを含めなかった場合は、[修復] を実行しないでください。代わりに、インスタンスの [変更] を実行して、自動構成を開始できます。
[IIS用 CSP] が元のインストールに含まれていなかった場合は、インストールの [変更] を実行して、[IIS用 CSP] コンポーネントを選択できます。これによりインストーラで IIS Web サーバの自動構成が開始されます。
どちらの場合も、インストールの終了後、すべての機能が適切に動作するために追加の構成手順を検証する必要があります。
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管理ポータルへのアクセスを有効にするには、サーバ・アクセス・プロファイル内でインスタンスの CSPSystem アカウント認証情報を設定します。詳細は、"自動構成動作" の手順 6 を参照してください。
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ランチャーのリンクを有効にするには、以下の InterSystems IRIS サーバ・マネージャのパラメータを構成する必要があります。
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[ウェブサーバポート] を、Web サーバで使用しているポート番号 (既定では 80) に設定します。
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[CSPサーバインスタンス] を、小文字のインスタンス名 (iris など) に設定します。
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