SQL データのインポートとエクスポート
InterSystems IRIS® データ・プラットフォームの管理ポータルには、データをインポートおよびエクスポートするためのツールがあります。これらのツールはダイナミック SQL を使用するので、実行時にクエリが作成および実行されます。InterSystems IRIS では、文字列長の制限を超える行をインポートすることはできません。また、InterSystems IRIS 内では、いずれの行もその制限を超えることはできません。
%SQL.Import.MgrOpens in a new tab クラスを使用してデータをインポートし、%SQL.Export.MgrOpens in a new tab クラスを使用してデータをエクスポートすることもできます。
LOAD DATA を使用したデータのインポート
LOAD DATA SQL コマンドを使用して、InterSystems IRIS にデータをインポートできます。このユーティリティを使用して、ファイルのデータまたは JDBC でアクセスしたテーブルのデータをインポートできます。LOAD DATA を呼び出す前に CREATE TABLE を使用してテーブルとその列を定義する必要があります。
データをロードするときにテーブルが空の場合は、LOAD DATA によってデータ・ソースの行がテーブルに取り込まれます。テーブルに既にデータが格納されている場合は、LOAD DATA によってテーブルに行が挿入され、テーブルにあるデータは上書きされません。
以下の例では、テーブルを作成し、ローカル システムに格納されているファイル people.csv からそのテーブルにデータをロードします。
>>> CREATE TABLE Sample.Person (
Name VARCHAR(25),
Age INT,
DOB DATE)
>>> LOAD DATA FROM FILE 'C://sampledata/people.csv' INTO Sample.Person
LOAD DATA には、BULK キーワードを使用することでロード処理を高速にするオプションも用意されています。この動作の詳細な説明は、LOAD DATA のリファレンスを参照してください。
テキスト・ファイルへのデータのエクスポート
所定のクラスのデータをテキスト・ファイルにエクスポートできます。そのためには、以下の操作を実行します。
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管理ポータルで、[システムエクスプローラ]、[SQL] の順に選択します。ページ上部に表示されている現在のネームスペース名をクリックして、ネームスペースを選択します。利用可能なネームスペースのリストが表示されます。
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ページ上部の [ウィザード] ドロップダウン・リストをクリックし、[データ・エクスポート] を選択します。
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ウィザードの最初のページで、以下の操作を行います。
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エクスポートしたデータを保持するために作成するファイルの完全なパスとファイル名を入力します。
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ドロップダウン・リストから、ネームスペース、スキーマ名、およびデータのエクスポート元のテーブル名を選択します。
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オプションで、[文字セット] ドロップダウン・リストから文字セットを選択します。既定値は [デバイスデフォルト] です。
次に [次へ] をクリックします。
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ウィザードの 2 ページ目で、エクスポートする列を選択します。次に [次へ] をクリックします。
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ウィザードの 3 ページ目では、外部ファイルの形式を指定します。
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[列を区切る区切り文字] で、このファイルの区切り文字に対応するオプションをクリックします。
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列ヘッダをファイルの最初の行としてエクスポートする場合は、[列ヘッダのエクスポート] チェック・ボックスにチェックを付けます。
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[文字列の引用] で、このファイルで文字列データを開始および終了する方法を示すオプションをクリックします。
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[日付形式] で、このファイルで使用する日付形式を示すオプションをクリックします。
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[時刻形式] で、このファイルで使用する時刻形式を示すオプションをクリックします。
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オプションで、[データのプレビュー] をクリックすると、結果がどのように表示されるか確認できます。
次に [次へ] をクリックします。
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入力内容を確認して、[完了] をクリックします。ウィザードに、[データのエクスポート結果] ダイアログ・ボックスが表示されます。
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[閉じる] をクリックします。または、バックグラウンド・タスクのページを表示する特定のリンクをクリックします。
いずれの場合も、ウィザードによって、処理を実行するバックグラウンド・タスクが開始されます。