InterSystems IRIS の Web ゲートウェイ・レジストリ
InterSystems Web ゲートウェイ・レジストリは、それぞれの接続された Web ゲートウェイのインストール環境を InterSystems IRIS® に登録し、InterSystems IRIS コードがこれらのインストール環境と対話する (キャッシュのクリアなどのため) ことを可能にするインフラストラクチャを提供します。そのようなプログラムで制御された通信には、Web ゲートウェイの実行時構成の読み取りと変更、およびシステム・ステータスとログ情報の収集が含まれます。関連するクラスは以下のとおりです。
%CSP.Mgr.GatewayRegistry (The Gateway Registry)
%CSP.Mgr.GatewayMgr (A Connected Gateway)
以下のコードは、すべての接続された (つまり、アクティブな) Web ゲートウェイのインストール環境をリストし、Web サーバ IP アドレス、ポート、および Web ゲートウェイ・ビルド番号をコンソール・ウィンドウに書き込みます。
Set reqistry = $system.CSP.GetGatewayRegistry()
Set gateways = reqistry.GetGatewayMgrs()
For no=1:1:gateways.Count() {
Set gateway = gateways.GetAt(no)
Write !,no, " : "
Write gateway.IPAddress,":",gateway.Port," ",gateway.Version
}
InterSystems IRIS が最初に起動されたときは、このリストは空です。管理者およびユーザのアクティビティが増加すると、インスタンスのアプリケーションを提供する Web ゲートウェイ用に少なくとも 1 つのエントリが表示されます。
上記のクラスについては、他のドキュメントで説明されています。 一般的なタスクを説明するコード例を以下に示します。
既定のパラメータのリスト
Kill defaults
Do gateway.GetDefaultParams(.defaults)
ZWrite defaults
既定のパラメータの更新
Kill newpars
Set newpars("Server_Response_Timeout")=30
Do gateway.SetDefaultParams(.newpars)
サーバのリスト
Set status = gateway.GetServers(.servers)
For no=1:1:$ListLength(servers) {
Set server = $List(servers,no)
Write !,no, " : ",server
}
サーバ・パラメータのリスト
Kill serverpars
Do gateway.GetServerParams("LOCAL",.serverpars)
ZWrite serverpars
サーバ・パラメータの更新
Kill newpars
Set newpars("Maximum_Server_Connections")=250
Do gateway.SetServerParams("LOCAL",.newpars)
アプリケーション・パスのリスト
Set status = gateway.GetApplicationPaths(.paths)
For no=1:1:$ListLength(paths) {
Set path = $List(paths,no)
Write !,no, " : ",path
}
アプリケーション・パラメータのリスト
Kill pathpars
Do gateway.GetApplicationParams("/csp",.pathpars)
ZWrite pathpars
アプリケーション・パラメータの更新
Kill newpars
Set newpars("GZIP_Compression")="Enabled"
ゲートウェイ・キャッシュのクリア
Do gateway.ClearCache("*")
構成を再ロードするよう Web ゲートウェイを強制する
Web ゲートウェイの構成が外部エージェント (つまり、Web ゲートウェイ独自のシステム管理スイート以外のエージェント) によって変更される場合があります。
完全な再起動を必要とせずに、Web ゲートウェイに構成を再ロードするようインタラクティブに指示するには、以下の 2 つの方法があります。
InterSystems IRIS Web ゲートウェイ・レジストリの使用
以下のレジストリ・メソッドが提供されています。
Set status = %CSP.Mgr.GatewayMgr.ActivateCSPIni()
呼び出しが成功すると、Web ゲートウェイはその構成ファイルを読み取り、行われたすべての変更を有効化します。
InterSystems IRIS の外部スクリプトの使用
スクリプトでは、変更された Web ゲートウェイの構成ファイルの SYSTEM セクションに次の行 (大文字と小文字が区別される) を追加する必要があります。
[SYSTEM]
RELOAD=1
Web ゲートウェイ・ケアテイカー・デーモンは、ほぼ 1 分おきに RELOAD フラグを確認し、正しく設定されていれば、その構成を再ロードおよび再起動して、ファイルからフラグを削除します。 再ロード操作が成功すると、以下のメッセージがイベント・ログに書き込まれます。
Gateway Management
Gateway Configuration Reloaded and Reactivated