トラブルシューティング
IBM WebSphere MQ に対してプロダクション・アダプタを使用するときに問題が発生した場合は、まず、クライアントが正しくインストールされていること、およびサーバと通信できることを確認します。このようなテストを実行するには、IBM WebSphere MQ によって提供されるサンプル・プログラムを使用できます。実行ファイルは、IBM WebSphere MQ クライアントの bin ディレクトリにあります。
以下の手順は、Windows でこれらのサンプル・プログラムを使用する方法です。その他のオペレーティング・システムの場合、詳細が異なる場合があります。IBM のドキュメントを参照し、自分のクライアントに含まれるファイル名を確認してください。
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MQSERVER という名前の環境変数を作成します。この値の形式は、channel_name/transport/server です。ここで、channel_name は使用するチャネルの名前、transport は使用するトランスポートを指定する文字列、server はサーバ名です。例えば、S_antigua/TCP/antigua です。
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コマンドラインで、以下のコマンドを入力します。
amqsputc queue_name queue_manager_name
ここで、queue_name は使用するキューの名前、queue_manager_name はキュー・マネージャの名前です。以下に例を示します。
amqsputc testqueue QM_antigua
amqsputc コマンドが認識されない場合は、PATH 環境変数が IBM WebSphere MQ クライアントの bin ディレクトリを含むように更新されていることを確認します。
その他のエラーの場合は、IBM のドキュメントを参照してください。
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以下のような 2 行が表示されるはずです。
Sample AMQSPUT0 start target queue is testqueue
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これでメッセージを送信できます。各メッセージを入力し、各メッセージの後に Enter キーを押します。以下に例を示します。
sample message 1 sample message 2
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メッセージの送信が完了したら、Enter キーを 2 度押します。以下のような行が表示されます。
Sample AMQSPUT0 end
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このテストを完了するため、キューに送信したメッセージを取得します。コマンドラインで、以下のコマンドを入力します。
amqsgetc queue_name queue_manager_name
ここで、queue_name は使用するキューの名前、queue_manager_name はキュー・マネージャの名前です。以下に例を示します。
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以下のように、開始行に続いて、先に送信したメッセージが表示されます。
Sample AMQSGET0 start message <sample message 1> message <sample message 2>
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このプログラム例は、他のメッセージの受信を短期間待機し、以下を表示します。
no more messages Sample AMQSGET0 end
テストに失敗した場合は、IBM のドキュメントを参照してください。問題の原因として、以下が考えられます。
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セキュリティの問題
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キューが正しく定義されていない
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キュー・マネージャが開始されていない