MDX パフォーマンス・ユーティリティの使用
システムには、ツール %DeepSee.Diagnostic.MDXUtilsOpens in a new tab クラスが用意されていて、クエリ統計と下位レベルのパフォーマンス統計を同時に収集できます。Business Intelligence の実装時または実装後にこのツールを使用できます。
このクラスは、%Run() メソッドを提供します。
classmethod %Run(pMDX As %String = "",
pBaseDir As %String = "",
pVerbose As %Boolean = 0,
ByRef pParms="",
Output pOutFile="") as %Status
MDX クエリを指定すると、このメソッドは、クエリを準備して実行し、そのクエリに関する診断情報を含むファイルを生成します。引数は以下のとおりです。
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pMDX — MDX クエリを指定します。
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pBaseDir — 出力ディレクトリ (MDXPerf) の書き込み先のベース・ディレクトリを指定します。既定のベース・ディレクトリはインストール・ディレクトリです。
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pVerbose — ルーチンを詳細モードで呼び出すかどうかを指定します。はいの場合には 1、いいえの場合には 0 (既定値) を使用します。
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pParms — 多次元配列のパラメータを指定します。この配列には以下のノードを使用できます。
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pParms("CubeStats") — キューブ統計を生成するかどうかを指定します。はいの場合には 1 (既定値)、いいえの場合には 0 を使用します。
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pParms("TimePERFMON") — ^PERFMON を使用してデータを収集する時間を秒単位で指定します。正の整数を指定します。既定値は 15 です。詳細は、"^PERFMON を使用したシステム・パフォーマンスの監視" を参照してください。
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pParms("pButtonsOn") — ^SystemPerformance レポートも生成するかどうかを指定します。はいの場合には 1、いいえの場合には 0 (既定値) を使用します。
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pParms("pButtonsProfile") — 使用する ^SystemPerformance プロファイルの名前を指定します。詳細は、"^SystemPerformance を使用したパフォーマンスの監視" を参照してください。
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pOutFile — 出力パラメータとして返されます。この引数は、このメソッドで生成されるメイン・レポートの HTML ファイルの名前を指定します。
%Run() メソッドは以下のファイルを生成します。
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MDXPerf_nnnnn_nnnnn.html — メイン HTML レポート・ファイルです。これには、クエリ統計、クエリ・プランなどが含まれます。
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cubename.xml — 指定したキューブの定義です。
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Cached_MDXPerf_cubename_nnnnn_nnnnn.html — 結果キャッシュを使用するときにクエリを実行する ^PERFMON タイム・コレクション・レポートです。
詳細は、"^PERFMON を使用したシステム・パフォーマンスの監視" を参照してください。
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Uncached_MDXPerf_cubename_nnnnn_nnnnn.html — 結果キャッシュを使用しないときにクエリを実行する ^PERFMON タイム・コレクション・レポートです。
(既定で) 512,000 レコードより多く使用するキューブの場合のみ、エンジンは結果キャッシュを作成するため、このレポートは Cached_MDXPerf_cubename_nnnnn_nnnnn.html と同じ数値を使用する可能性があります。
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hostname_date_time.html — ^SystemPerformance レポートです。
詳細は、"^SystemPerformance を使用したパフォーマンスの監視" を参照してください。
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^SystemPerformance によって生成された他のファイル。これらはオペレーティング・システムによって異なります。