ビジネス・ルール・ログの表示
ビジネス・ルール・ログ ([Interoperability]→[表示]→[ビジネス・ルール・ログ]) は、今までに実行されたビジネス・ルール、その結果、および結果の理由の永続的な記録です。このページに移動できますが、そのためには、メニューを使用するか、[Interoperability]→[リスト]→[ビジネス・プロセス] ページのリボン・バーで [ルール・ログ] を選択します。
ここでは、このページとその使用方法について説明します。
概要
[ビジネス・ルール・ログ] ページは、以下の 3 つのペインで構成されています。これらのペインでは、各ペインで示している機能を実行できます。
左 | 中央 | 右 |
---|---|---|
検索条件とパージ条件の入力 | 実行されたルール・リストの表示 | ルール実行の詳細の表示 |
必要に応じて、二重矢印アイコンを使用して右側と左側のペインを展開/縮小できます。
[ルール・ログ] ページのリボン・バーには次の 4 つのコマンドがあります。
検索条件とパージ条件の入力
左側のペインでは、検索およびパージ条件を入力してルール・リストをフィルタリングできます。
以下に示す 2 つのタイプの検索があります。
ルール・ログからエントリを削除することもできます。これについては "ルール・ログのパージ" で説明しています。
クイック検索
実行されたルール・リストをフィルタリングするには、以下の値を入力します。
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[ソート順序] — 最も古いエントリと最新エントリのどちらから順にエントリをリストするかを選択します。デフォルトは [新しいものから] です。
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[ページサイズ] — 検索結果として中央のパネルに表示するルール・ログ・エントリの最大数。この数より多いエントリが存在する場合は、[前] および [次] をクリックして、結果ページ間を移動できます。デフォルトは 500 です。
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[ページ] — リストのどのページが表示されているかを示す読み取り専用フィールド。
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[時刻形式] — 時刻のみを表示するか、日付と時刻を表示するかを選択します。デフォルトは [日付と時刻] です。
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[エラー] — このチェックボックスにチェックを付けると、エラーのあるルール実行のみが表示されます。デフォルトでは、すべての実行が表示されます (チェックボックスにはチェックが付いていません)。
これらのフィールドに値を入力すると、中央のペインが更新され、入力内容が反映されます。
ルールの検索基準
以下の 1 つ以上のフィールドに値を入力することによって、リストに表示するエントリをフィルタリングできます。
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[開始時刻] — [実行時刻] 値の範囲の下限を入力します。
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[終了時刻] — [実行時刻] 値の範囲の上限を入力します。
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[ルール名] — ルール・エディタで定義されているルール名を選択します。ビジネス・プロセスによるこのルールのすべての呼び出しがフィルタで検索されます。
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[セッション ID] — 特定のセッションに関連するルール・ログ・エントリをすべて検索します。
新しい検索条件を入力したら、リボン・バーの [検索] をクリックします。それにより、検索条件に従ってリストが更新されます。
ルール・ログのパージ
エントリを保持する日数を入力して [パージ] をクリックすることによって、ルール・ログをパージできます。[現在のカウント] は、ルール・ログ内のエントリ数を示す読み取り専用フィールドです。ログのすべてのエントリをパージするには、[日] フィールドに 0 と入力します。
実行されたルール・リストの表示
ビジネス・プロセスがルールを実行する (起動する) たびに、実行内容の詳細が記載されたエントリが InterSystems IRIS® によってビジネス・ルール・ログに書き込まれます。このログは、管理ポータルの [ビジネス・ルール・ログ] ページで参照できます。ビジネス・ルール・ログの各エントリについて、以下の情報が表示されます。
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[セッション] — このルールに関連付けられている、または関連付けられていたセッションの一意の識別子。セッションでは、InterSystems IRIS 外部からの第一要求メッセージによって指示されたすべてのアクティビティの最初と最後がマーキングされます。
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[実行日時] — このルールが最後に実行された日時。
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[ルール名] — ルール・エディタでそのルールに割り当てられている名前。
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[エラー] — 1 の値は、ルールでエラーが発生したことを意味します。0 の値は、ルールでエラーが発生しなかったことを意味します。
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[戻り値] — このルールのルール・エンジンによって返された値。
また、選択したルールに対して以下のアクションを実行できます。
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[セッション] を選択して、ビジネス・ルールのこの実行を含むセッションの [ビジュアル・トレース] 画面に移動します。
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[ルール名] を選択して、このビジネス・ルール定義クラスの [ルール・エディタ] ページに移動します。
ルール実行の詳細の表示
特定のログ・エントリを選択して、ルールのその実行に関する詳細を確認できます。中央のペインで行を選択すると、展開された右側のペインに以下の情報フィールドが表示されます。
このルール実行の一意の ID。
このルールのこの実行に関連する (または関連していた) セッションの一意の ID。セッションでは、InterSystems IRIS 外部からの第一要求メッセージによって指示されたすべてのアクティビティの最初と最後がマーキングされます。
このルールが実行された日時。
実行されたルール定義クラスの名前。
実行されたルール・セットの名前。
ルール・エンジンによる結果の生成をもたらした特定のルール名。ビジネス・ルールが空または未定義の場合は、[ルールがありません] という理由になります。
ルールの実行でエラーが発生したかどうかに応じて、Yes または No が表示されます。
ルール・エンジンからエラーが返された場合、これはそのエラーに関連するテキストです。
このルールに関してルール・エンジンから返された値。
BPL コードの <rule> アクティビティに割り当てられた名前。
実行されたルール・セットの有効期間開始日時。
実行されたルール・セットの有効期間終了日時。
これらの情報の値は Ens.Rule.LogOpens in a new tab クラスのプロパティに対応しています。このプロパティについては "クラス・リファレンス" で確認できます。
右側のペインからは、選択したルールに対して以下のアクションを実行できます。
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[トレース] をクリックすると、そのビジネス・ルールの実行が含まれていたセッションのビジュアル・トレースが表示されます。
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[ルール] をクリックすると、このビジネス・ルール定義クラスの [ルール・エディタ] ページに移動できます。"ビジネス・ルールの開発" を参照してください。