UNIX®、Linux、および macOS での手動インストール
ここでは、UNIX®、Linux、および macOS での手動インストールの初期手順について詳しく説明します。
ここに示す手順を実行する前に、以下を完了していることを確認してください。
手順 1 : root としてログイン
既定 :
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ユーザ ID root としてログインします。
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root 以外のアカウントでログインしているときでも、su (スーパーユーザ) コマンドで root に変更できます。
詳細 :
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root が使用できない場合は、非 root ユーザとして InterSystems IRIS の非標準の制限付きインストールを実行できます。続行する前に、"InterSystems IRIS の非 root ユーザとしてのインストール" を参照してください。
手順 2 : irisinstall の実行
既定 :
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インストール・ファイルの最上位にある irisinstall スクリプトを実行し、インストールを開始します。
# /<install-files-dir>/irisinstall
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<install-files-dir> はインストール・キットの場所で、通常はキットの抽出先のディレクトリです。
手順 3 : システム・タイプ
既定 :
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インストール・スクリプトは、ご使用のシステム・タイプを自動的に検出し、配布メディアのインストール・タイプに対する検証を試行します。
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ご使用のシステムが、例えば 32 ビットと 64 ビットなど、複数のタイプをサポートしている場合、あるいは、インストール・スクリプトがシステム・タイプを識別できない場合は、別の質問が表示されます。
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インストーラ・キット名の末尾の文字列の形式で “プラットフォーム名” を入力するよう求められる場合があります。
詳細 :
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目的のシステム・タイプが配布メディア上のものと適合しない場合、インストールが停止します。
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この問題を解決するには、インターシステムズのサポート窓口Opens in a new tabにお問い合わせください。
手順 4 : インストールの開始
既定 :
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スクリプトにより、ホスト上の既存の InterSystems IRIS インスタンスが一覧表示されます。
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[インスタンス名を入力:] というプロンプトが表示されたら、インスタンス名を入力します。
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英数字、アンダースコア、ダッシュのみを使用してください。
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入力した名前を持つインスタンスが既に存在する場合、現在のインスタンスを更新するかどうかを尋ねられます。
Note:インストール・キットと同じ InterSystems IRIS バージョンの既存のインスタンスを選択する場合、インストールはアップグレードと見なされます。また、次のステップで説明されているように、Custom 選択を使用して、インストールされたクライアント・コンポーネントと特定の設定を変更できます。
InterSystems IRIS レジストリ・ディレクトリ (/usr/local/etc/irissys) が常に InterSystems IRIS インストール・ディレクトリと共に作成されます。
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入力した名前を持つインスタンスが存在しない場合は、新しいインスタンスを作成するかどうか、作成するのであればインストール・ディレクトリを指定するように指示されます。
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指定したディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリを作成するかどうかを尋ねられます。これらの質問に対する既定の回答は Yes です。
詳細 :
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インストール・ディレクトリの選択に関する重要な情報について、"インストール・ディレクトリ" を確認してください。
手順 5 : インストール・タイプの選択
既定 :
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以下の選択肢から開発タイプを選択します。
Select installation type. 1) Development - Install IRIS server and all language bindings 2) Server only - Install IRIS server 3) Custom - Choose components to install Setup type <1>?
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引き続き、ドキュメントで開発セットアップ・タイプについて確認してください。
詳細 :
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任意のセットアップ・タイプを選択します。異なるセットアップ・タイプの詳細は、"セットアップ・タイプの選択" を参照してください。
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引き続き、ドキュメントで選択したセットアップ・タイプについて確認してください。
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Web ゲートウェイをインストールする際に、お使いのシステムに CSP ゲートウェイが既にインストールされている場合は、インストーラにより CSP ゲートウェイが Web ゲートウェイに自動的にアップグレードされます。詳細は、"既存の CSP ゲートウェイ" を参照してください。