サンプルのダウンロード
このページでは、InterSystems IRIS® データ・プラットフォームで使用するサンプルのダウンロード方法と、サンプルを保持するためのネームスペースとデータベースの作成方法を説明します。
概要
InterSystems IRIS のインストール・キットにはサンプルが含まれていません。これにより、キットをできる限り小さいサイズにすることが可能になっています。代わりに、サンプルは GitHub からオンラインで入手できます。GitHub 用語では、各サンプルはリポジトリ (またはリポ) として提供されます。次のリンクは、InterSystems IRIS サンプル・リポを示しています。https://github.com/search?q=topic%3Aintersystems-samplesOpens in a new tab
各サンプル・リポには、以下のものが含まれています。
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具体的な設定手順を含む詳細な README ファイル
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ローカル・ディスクにダウンロードした後にサンプルを設定する専用のルーチン
InterSystems アカウント (https://github.com/intersystemsOpens in a new tab) にはこれ以外にも多くのリポが含まれています。InterSystems IRIS ドキュメントで使用するためのリポには intersystems-samples というタグが付いており、Samples から始まる名前が付いています。
GitHub に精通しているユーザは、次のセクションをスキップして “サンプルを保持するためのネームスペースとデータベースの作成” に進んでください。
GitHub に詳しくない場合は、次のセクションでサンプルのダウンロード方法を確認してください。GitHub アカウントは必要ありません。
サンプルのダウンロード
GitHub リポを 1 つのパッケージ・ユニットとしてダウンロードできます。このパッケージ・ユニットを解凍すると、複数のファイルを含むディレクトリになります。以下のいずれかの方法を選択します。
Git がマシンにインストールされている場合、GitHub の Web サイト (https://docs.github.com/en/github/creating-cloning-and-archiving-repositories/cloning-a-repositoryOpens in a new tab) の "リポジトリをクローンする" の説明のとおりにリポを複製することで、そのリポにアクセスできるようになります。
Web ブラウザを使用したリポのダウンロード
Web ブラウザを使用してリポをダウンロードする手順は次のとおりです。
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https://github.com/search?q=topic%3Aintersystems-samplesOpens in a new tab に移動します。
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サンプルのリストをスクロールして、目的のリポを見つけます。
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そのリポのリンクをクリックします。ページの上部にはコンテンツの要約が示され、下部にはリポの README ファイルが表示されます。
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既定の [Code] タブに表示される [Clone or download] ボタンをクリックします。[Download ZIP] をクリックします。
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ブラウザで、完全なリポを含む .zip ファイルがダウンロードされます。ブラウザの設定によっては、場所の入力を求められる場合があります。そうでない場合は、ブラウザの通常のダウンロード場所を確認します。
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.zip ファイルを解凍します。解凍したディレクトリには README.md ファイル、LICENSE ファイル、buildsample サブディレクトリ、およびその他のファイルとサブディレクトリが含まれます。
Linux または UNIX® のコマンド行を使用したリポのダウンロード
Linux または UNIX® のコマンド行を使用してリポをダウンロードする手順は次のとおりです。
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https://github.com/search?q=topic%3Aintersystems-samplesOpens in a new tab に移動します。
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サンプルのリストをスクロールして、目的のリポを見つけ、リポの名前のメモを取ります。例えば、リポの名前は Sample-Data である場合があります。このリポの名前は次の手順で必要になります。
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シェルで、次のように入力します。
wget -qO- https://github.com/intersystems/repo-name/archive/master.tar.gz | tar xvz -C /samples
repo-name は目的のリポの名前、/samples は既存のディレクトリです。
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Enter キーを押して、リポを /samples ディレクトリにダウンロードします。
解凍したディレクトリには README.md ファイル、LICENSE ファイル、buildsample サブディレクトリ、およびその他のファイルとサブディレクトリが含まれます。
サンプルを保持するためのネームスペースとデータベースの作成
多くのサンプルは InterSystems IRIS クラスまたはルーチンを含み、InterSystems IRIS インスタンスにロードすることが意図されています。この目的のために、SAMPLES という名前の専用のネームスペースとデータベースを作成して、サンプルをこのネームスペースにロードすることをお勧めします。
SAMPLES ネームスペースおよびデータベースを作成するには、以下の手順に従います。
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管理ポータルで、[システム管理]→[構成]→[システム構成]→[ネームスペース] の順にクリックします。
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[ネームスペース名] に "SAMPLES" と入力します。
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[グローバルに既存のデータベースを選択] の横の [新規データベース作成] をクリックします。
次の手順では、ネームスペースの作成を開始します。
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[データベースの名前を入力してください] フィールドに、SAMPLES と入力します。この名前は大文字と小文字が区別されません。
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[データベースディレクトリ] に "SAMPLES" と入力します。
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[次へ] をクリックします。
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その他の値はすべて既定値を使用します。
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[完了] をクリックします。
これでデータベースの作成手順が完了しました。
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[ルーチンに既存のデータベースを選択] で、作成したデータベースを選択します。
プロダクション・システムでは、ルーチンとクラスを保存するために別のデータベースを使用することがあります。
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その他の値はすべて既定値を使用します。
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[保存] をクリックします。
README.md の手順の完了
リポをダウンロードしてネームスペースを作成したので、この GitHub リポに含まれる README.md ファイルに記載された他の設定手順を完了する必要があります。以下のタスクが含まれる場合があります。
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InterSystems IRIS の分析機能を示すためのサンプルで分析を有効にする
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サンプル・データをロードしてコンパイルする