AdaptiveMode
構文
[SQL] AdaptiveMode=n
n は 1 または 0 です。既定値は 1 です。
説明
AdaptiveMode が有効 (n = 1) である場合、InterSystems SQL ではアダプティブ・モードが使用されます。これにより、可能な範囲で自動化とアダプティブの設定が有効になります。アダプティブ・モードでは以下のオプションを構成します。
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InterSystems IRIS® データ・プラットフォームを新しいメジャー・バージョンにアップグレードする際に、既存のクエリ・プランの凍結を無効にします。アップグレード時に、凍結されていないクエリ・プランは無効になり、アップグレード後に初めて呼び出されるときに再計画されます。詳細は、"凍結プラン" を参照してください。
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インスタンス全体で並列処理を可能にします。詳細は、"並列クエリ処理の構成" を参照してください。
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ParallelProcessing オプションが無効 (0 に設定) の場合、アダプティブ・モードによってこの設定がオーバーライドされ、並列処理が有効になります。
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チューニングしていないテーブルを最初にクエリすると、自動テーブル・チューニングが有効になります。テーブルをチューニングすると、今後のクエリの最適化に使用できるテーブルから統計情報が収集されます。詳細は、"テーブルのチューニング" を参照してください。
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実行時プラン選択を有効にします。これにより、InterSystems SQL では実行時のクエリ・パラメータの値を考慮して (異常値の存在も含め) 代替案が検討されます。その結果、このパラメータを有効にすると、以前の BiasQueriesAsOutlier と RTPC の設定がオーバーライドされます。
このパラメータの変更
管理ポータルの [SQL] ページ ([システム管理] > [構成] > [SQL とオブジェクトの設定] > [SQL]) で [アダプティブモードをオフにして実行時プラン選択と自動チューニングを無効にする] を選択してアダプティブ・モードを無効にします。
あるいは、Config.SQLOpens in a new tab クラス (クラス・リファレンスを参照) で、またはテキスト・エディタで CPF を編集することでも ("アクティブな CPF の編集" を参照)、AdaptiveMode を変更できます。