#def1arg
引数が 1 つのみのマクロを定義します。この引数にはコンマを含めることができます。
説明
このマクロ・プリプロセッサ指示文は、引数が 1 つのみのマクロを定義します。この引数にはコンマを含めることができます。#def1arg は、#define の特別なバージョンです。#define は、引数の間区切り文字として引数内のコンマを扱うためです。以下の形式をとります。
#def1arg Macro(%Arg) Value
以下はその説明です。
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Macro は、定義されるマクロの名前で、1 つのみ引数を取ります。有効なマクロ名は、英数字文字列です。
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%Arg は、マクロの引数の名前です。マクロの引数を指定する変数の名前は、パーセント符号で始まる必要があります。
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Value は、マクロの値です。これには、実行時に指定される %Arg の値の使用も含まれます。
#def1arg の行には、##; コメントを記述できます。
マクロの定義に関する一般的な情報は、#define のエントリを参照してください。
例えば、以下の MarxBros マクロは、引数としてマルクス兄弟の名前をコンマで区切ったリストを受け入れます。
#def1arg MarxBros(%MBNames) WRITE "%MBNames:",!,"The Marx Brothers!",!
// some movies have all four of them
$$$MarxBros(Groucho, Chico, Harpo, and Zeppo)
WRITE !
// some movies only have three of them
$$$MarxBros(Groucho, Chico, and Harpo)
ここで、MarxBros マクロは、%MBNames という引数を 1 つ取ります。この引数は、マルクス兄弟の名前をコンマで区切ったリストを受け入れます。