$ZJOB (ObjectScript)
ジョブの状況情報を含みます。
構文
$ZJOB
$ZJ
概要
$ZJOB は、各ビットがジョブ状況のある特定の機能を表す番号を含みます。$ZJOB は、状況設定ビットの合計で構成される整数を返します。例えば、$ZJOB = 5 の場合、これは、1 ビットと 4 ビットが設定されていることを意味します。
個別の $ZJOB ビット設定をテストするために、整数除算 (\) 演算子とモジュロ (#) 演算子を使用できます。例えば、$ZJOB\x#2 とします。ここで x はビット数です。以下のテーブルは、ビット構成 (ビット位置の値により)、設定、およびその意味を示しています。
ビット | 設定 | 意味 |
---|---|---|
1 | 1 | ターミナル・プロンプトから開始したジョブ |
0 | ルーチンから開始したジョブ | |
2 | 1 | JOB コマンドで開始したジョブ |
0 | ターミナル・プロンプトにサインインすることによって、またはルーチンから開始したジョブ | |
4 | 1 | <INTERRUPT> が有効になりました。CTRL-C で実行中のプログラムを中断できます。詳細は、"BREAK flag" を参照してください。 |
0 | OPEN、または USE コマンドで <INTERRUPT> が明示的に使用可能にされていないターミナル行で <INTERRUPT> オフ | |
8 | 1 | <INTERRUPT> 受信後にペンディング |
0 | <INTERRUPT> 未受信。値 8 は、OPEN コマンド、USE コマンド、および CTRL-C によるエラー・トラップでクリアされます。 | |
1024 | 1 | 他の条件に関係なく、ジャーナリングはオフ |
0 | 他の条件がジャーナリングを示していれば、このジョブのジャーナリングはオン |
この特殊変数は、SET コマンドを使用して変更することはできません。変更を試みると、<SYNTAX> エラーが返されます。
例
以下の例では、整数として $ZJOB を返します。
WRITE $ZJOB
以下の例では、各 $ZJOB ビット値を返します。
WRITE " bit 1=",$ZJOB\1#2,!
WRITE " bit 2=",$ZJOB\2#2,!
WRITE " bit 4=",$ZJOB\4#2,!
WRITE " bit 8=",$ZJOB\8#2,!
WRITE "bit 1024=",$ZJOB\1024#2
$ZJOB#2 を使用して、ビット 1 を返すこともできます。