SOME (SQL)
値をサブクエリで取得された少なくとも 1 つの一致する値と照合します。
構文
scalar-expression comparison-operator SOME (subquery)
概要
SOME キーワードは、比較演算子と併用し、スカラ式の値が subquery で取得した対応する値の 1 つ以上と一致した場合に True となる述語 (限定比較条件) を作成します。SOME 述語は、1 つの scalar-expression 項目とサブクエリの 1 つの SELECT 項目を比較します。SELECT 項目が複数あるサブクエリを実行すると、SQLCODE -10 エラーが生成されます。
Note:
キーワードの SOME および ANY は同義語です。
引数
scalar-expression
その値を subquery で生成された結果セットと比較するスカラ式 (通常はデータ列)。
comparison-operator
次の比較演算子のいずれか : = (等しい)、<> または != (等しくない)、< (より小さい)、<= (以下)、> (より大きい)、>= (以上)、[ (包含)、または ] (後続)。
subquery
括弧で囲まれたサブクエリで、これによって返される結果セットが scalar-expression との比較に使用されます。
例
以下の例では、ミシシッピ川の西の州に住み、給与が $75,000 よりも多い従業員を選択します。
SELECT Name,Salary,Home_State FROM Sample.Employee
WHERE Salary > 75000
AND Home_State = SOME
(SELECT State FROM Sample.USZipCode
WHERE Longitude < -93)
ORDER BY Home_State